ある経営者の方が言っていた。
「自分は地元に貢献するために、食材は地元の業者のものを買うようにしている」って。
考え方の違いと言うか、受け取る側の問題なのかもしれないが、
自分は納得が出来ない話だった。
地元の業者のものを買うことで、確かに地元の業者は
良いのかもしれないが、果たしてそれが良いのだろうか?
例えば、地元業者の商品が他県業者の商品よりも優れているならば
まだしも、商品的に明らかに劣っているのに、地元業者のだから買うって言うのは違うと思う。
そんなことであれば、地元業者は商品的に劣ったままで
今後もそれを作り続ける事になるわけだ。
それはその業者にとっても良いことではないし、購入する人にとっても良いことではない。
いわゆる馴れ合い的なものでしかないと思う。
良いものは良い。
悪いものは悪い。
ここを感情的なもので、悪いものを良いものに変えたりするのは
違うと言うこと。
業者も他県業者のものより劣っているところについて、研究して改良して、より良いものを消費者に提供できるように、競争することが大事。
自分の実力をしっかり見たうえで、勝負していくことが大事だと思う。
地元に対して、本当に貢献したいのであれば、そういった馴れ合い社会を作って行くのではなく、良いものを創りあげて行くことに対して厳しい目で判断していくことの方が本当の意味で地元への貢献って言うことになるのでは?って思う。
価値観の違いなのかなぁ。
Comments are closed